韓国語「두다」の意味と使い方|置く・残す【活用形・例文・丁寧語まとめ】

korean-put-duda

「置く」って日本語でも超よく使いますよね。テーブルに物を置く、心に留め置く、間を置く……。実は韓国語でも「두다(トゥダ)」はまったく同じくらい、いや、それ以上に使われる超頻出動詞なんです。

日常会話から、ビジネスシーン、SNSの投稿まで、韓国語を話す場ではほぼ必ずと言っていいほど登場します。でも意外と「ちゃんと使えているか自信がない」という学習者が多いのも事実。この記事では、두다の意味・活用形・例文を、パンマル・ヘヨ体・ハムニダ体すべてのパターンで丁寧に解説します。初心者の方もぜひ最後まで読んでみてください。

두다とは?

두다は「置く」を基本の意味とする韓国語の動詞です。ただ、単純に物を置くという動作だけでなく、「残しておく」「保留する」「ある状態のままにしておく」「(間を)置く」「(子どもを)持つ」など、文脈によって非常に幅広いニュアンスをカバーします。

日本語の「置く」に非常に近い感覚で使えるため、日本語話者にとっては比較的馴染みやすい動詞のひとつです。また、補助動詞として他の動詞の後ろに付いて「〜しておく」という意味になる用法もあり、この使い方も韓国語では非常に頻繁に登場します。

基本情報表

項目内容
韓国語두다
読み方トゥダ
意味置く・残す・留める・〜しておく
品詞動詞
語幹두-
活用タイプ母音語幹(語幹末が母音「ㅜ」で終わる規則活用)
使用頻度★★★★★
よく使う場面物を置く・状態を保つ・保留する・補助動詞として「〜しておく」

意味解説

두다には、大きく分けて以下のような意味があります。

① 物を置く・設置する 物理的にどこかに物を置く、最も基本的な意味です。日常会話で最も多く使われます。

② ある状態にしておく・保留する 何かをそのままにしておく、あるいは保留・継続させておくという意味合いで使われます。

③ 補助動詞として「〜しておく」 動詞の連用形(〜아/어)の後ろに続けて「〜しておく」という意味になります。韓国語学習で必ず出会う重要な用法のひとつで、会話の中でも頻出です。

④ 間を置く・距離を置く 物理的・心理的な距離・間隔を置くという意味でも使われます。

⑤ 子ども・部下を持つ 「子どもを持つ」「部下に〇〇がいる」という意味でも使われます。

発音のポイント

두다の発音は比較的シンプルで、「トゥダ」と読みます。語幹が「두-」と母音で終わるため、活用の際に母音語幹のルールが適用されます。

注意したいのは、補助動詞として使う場合の短縮形。「〜해 두다」が会話では「〜해 둬」のように縮まることが非常に多く、ここ、意外と引っかかりやすいんです。教科書どおりの発音で覚えていると、ネイティブの会話についていけなくなる場面があります。

また、文中で「두고(置いて・残して)」という形が続く場合、前の言葉との連音化に注意しましょう。たとえば「책 두고(本を置いて)」は自然に「책뚜고」に近い発音になることがあります。

韓国語らしく聞こえるポイントとしては、두다を補助動詞で使う「〜아/어 두다」のリズムに慣れることが大切です。네、알겠습니다ではなく 알아 뒀어요 と言えるようになると、グッとネイティブっぽくなります。

基本活用形一覧

活用形韓国語読み方意味
基本形(辞書形)두다トゥダ置く・〜しておく
現在連体形두는トゥヌン置く(名詞修飾)
否定形두지 않다トゥジ アンタ置かない
〜して(接続)두어 / 둬トゥオ / トゥォ置いて
〜するか?(疑問)두는가? / 두나?トゥヌンガ / トゥナ置くか?
過去形두었다 / 뒀다トゥオッタ / トゥォッタ置いた
命令形둬라 / 두어라トゥォラ / トゥオラ置け
〜するから(理由)두니까トゥニッカ置くから
〜して(列挙)두고トゥゴ置いて(〜して)
〜すれば(条件)두면トゥミョン置けば・〜しておけば
〜する前に두기 전에トゥギ チョネ置く前に
〜しながら두면서トゥミョンソ置きながら
〜するために두기 위해トゥギ ウィヘ置くために

【重要】レベル別で覚える두다

두다は一見シンプルな動詞ですが、レベルによって覚える使い方が変わってきます。

入門〜初級レベル まずは「物を置く」という基本の意味を使えるようにしましょう。日常の動作表現として、場所+에(に)+두다のセットで覚えると自然に使えるようになります。

初級〜中級レベル 補助動詞用法「〜아/어 두다(〜しておく)」を習得しましょう。この形は日常会話に頻出で、これが使えると表現の幅が一気に広がります。

中級〜上級レベル 「距離を置く」「間を置く」「子どもを持つ」など、比喩的・慣用的な用法にも慣れましょう。また、「念頭に置く・考慮する(염두에 두다)」などのフォーマルな慣用表現も押さえておくと表現力が上がります。

パンマル(タメ語)

友達や親しい間柄で使うパンマルの例文です。

韓国語: 여기 두면 돼. 読み方: ヨギ トゥミョン テ 日本語訳: ここに置けばいいよ。

これ、ほんとよく聞く表現です。「どこに置けばいい?」と聞かれたときの答えがこれ。めちゃくちゃ使えます。

韓国語: 미리 알아 뒀어. 読み方: ミリ アラ トゥォッソ 日本語訳: あらかじめ調べておいたよ。

補助動詞の「〜아 두다」の過去形パターンです。「〜しておいた」という言い方、会話でめちゃくちゃ使います。

韓国語: 그냥 그대로 둬. 読み方: クニャン クデロ トゥォ 日本語訳: そのままにしておいて。

韓国語: 저기 두고 왔잖아. 読み方: チョギ トゥゴ ワッチャナ 日本語訳: あそこに置いてきたじゃん。

「〜잖아(じゃん)」との組み合わせ、若い世代がよく使います。

韓国語: 연락처 저장해 둬. 読み方: ヨルラクチョ チョジャンヘ トゥォ 日本語訳: 連絡先、保存しておいて。

「〜해 두다」の命令形。頼み事をするときに自然に出てくるフレーズです。

韓国語: 나중을 위해 남겨 뒀어. 読み方: ナジュンウル ウィヘ ナムギョ トゥォッソ 日本語訳: 後のために残しておいたよ。

ヘヨ体(丁寧語)

パンマルを丁寧な表現に変えたバージョンです。韓国旅行や日常のやりとりで使いやすい、いちばん汎用性の高い丁寧語です。パンマルとの違いは語尾が「〜요」に変わる点。

韓国語: 여기 두면 돼요. 読み方: ヨギ トゥミョン テヨ 日本語訳: ここに置けばいいですよ。

韓国語: 미리 알아 뒀어요. 読み方: ミリ アラ トゥォッソヨ 日本語訳: あらかじめ調べておきました。

韓国語: 그냥 그대로 두세요. 読み方: クニャン クデロ トゥセヨ 日本語訳: そのままにしておいてください。

韓国語: 저기 두고 왔어요. 読み方: チョギ トゥゴ ワッソヨ 日本語訳: あそこに置いてきました。

韓国語: 연락처 저장해 두세요. 読み方: ヨルラクチョ チョジャンヘ トゥセヨ 日本語訳: 連絡先、保存しておいてください。

韓国語: 나중을 위해 남겨 뒀어요. 読み方: ナジュンウル ウィヘ ナムギョ トゥォッソヨ 日本語訳: 後のために残しておきました。

ハムニダ体(フォーマル)

ビジネスシーンや公式の場面、初対面の方への敬意を示す際に使うフォーマルな表現です。ヘヨ体が「自然な丁寧語」なら、ハムニダ体は「きちんとした敬語」というイメージで覚えてください。

韓国語: 이쪽에 두시면 됩니다. 読み方: イッチョゲ トゥシミョン テムニダ 日本語訳: こちらにお置きいただければ結構です。

韓国語: 미리 준비해 두었습니다. 読み方: ミリ チュンビヘ トゥオッスムニダ 日本語訳: あらかじめ準備しておきました。

韓国語: 자료는 그대로 두십시오. 読み方: チャリョヌン クデロ トゥシプシオ 日本語訳: 資料はそのままにしておいてください。

韓国語: 연락처를 저장해 두시기 바랍니다. 読み方: ヨルラクチョルル チョジャンヘ トゥシギ パラムニダ 日本語訳: 連絡先をご保存いただきますようお願いいたします。

韓国語: 이 점을 염두에 두시기 바랍니다. 読み方: イ チョムル ヨムドゥエ トゥシギ パラムニダ 日本語訳: この点をご留意いただきますようお願いいたします。

ヘヨ体と比べて、ハムニダ体はビジネスメールや公式アナウンスにとても向いています。少し硬い印象はありますが、きちんとした印象を与えたい場面では積極的に使ってみてください。

語尾変換パターンまとめ

パンマルヘヨ体ハムニダ体
둬 / 두어둬요 / 두어요둡니다
뒀어뒀어요두었습니다
두면 돼두면 돼요두면 됩니다
그대로 둬그대로 두세요그대로 두십시오
알아 뒀어알아 뒀어요알아 두었습니다
저장해 둬저장해 두세요저장해 두시기 바랍니다

関連語・類義語・反義語

類義語(似た意味の単語)

韓国語: 놓다(ノタ) 日本語訳:置く・手放す 두다と非常に意味が近く、物理的に物を置く動作で頻繁に置き換えられます。ただしニュアンスに微妙な差があり、두다は「置いておく・維持する」に近く、놓다は「ぽんと置く・放す」に近い感覚です。

韓国語: 남기다(ナムギダ) 日本語訳:残す 「残しておく」という意味では두다と互換性があります。

韓国語: 보관하다(ポグァナダ) 日本語訳:保管する より正式・長期的に保管するニュアンスがあります。

韓国語: 유지하다(ユジハダ) 日本語訳:維持する 状態をそのまま保つという意味合いで近い表現です。

反義語(反対の意味の単語)

韓国語: 가져가다(カジョガダ) 日本語訳:持っていく 置いておく↔持っていくの対比で覚えると便利です。

韓国語: 치우다(チウダ) 日本語訳:片付ける・どかす 置いておく状態をやめて片付けるイメージです。

派生語・関連表現

韓国語: 내버려 두다(ネボリョ トゥダ) 日本語訳:ほっておく・放置する

韓国語: 염두에 두다(ヨムドゥエ トゥダ) 日本語訳:念頭に置く・心に留める

ネイティブがよく使う表現

実はこれ、韓国人がめちゃくちゃよく使うんですよ。두다を含むフレーズや慣用的な言い回しを一緒に覚えておくと、一気に会話が自然になります。

表現①:〜아/어 두다(〜しておく) 補助動詞としての用法は、韓国語ネイティブが日常的に本当によく使います。「準備しておく」「書いておく」「覚えておく」などあらゆる動詞に接続できるので、パターンとしてまるごと身につけてしまいましょう。

表現②:거리를 두다(距離を置く) 人間関係で距離を置く、という表現です。恋愛・友人・ビジネスどのシーンでも使われます。韓国ドラマや映画でもかなりの頻度で耳にするフレーズです。

表現③:여지를 두다(余地を残す) 「可能性を残しておく」という意味の慣用表現。会話・文章ともに品のある表現として重宝されます。ビジネスシーンでも自然に使えるフレーズです。

表現④:신경 써 두다(気にかけておく) 直訳は「気を使っておく」ですが、「あらかじめ配慮しておく」というニュアンスで広く使われます。相手への気遣いを伝える丁寧な表現として覚えておくと便利です。

表現⑤:내버려 두다(ほっておく・放置する) 「そのままにしておいて」「ほっといて」というニュアンスです。若者言葉では縮まって「내비 둬」のような形になることも。これもかなりよく使う表現です。

韓国人っぽく使うコツ

두다を本当に自然に使えるようになるには、単語単体で覚えるだけでは足りません。よく一緒に使われる言葉とセットで覚えるのが最短ルートです。

コロケーションで覚える

日本語の説明:「置く」には必ず「どこに」という場所がセットになります。韓国語でも同じで、場所を示す助詞「〜에(に)」と組み合わせて覚えるのが基本です。

また、補助動詞用法では前に来る動詞との組み合わせが大切。「調べておく」「書いておく」「準備しておく」「保存しておく」など、自分がよく使う動詞リストを作って、それぞれに두다をつける練習をしてみてください。やってみると意外とすんなり出てくるようになりますよ。

活用形ごとのニュアンスの違いを意識する

「두다(基本形)」は辞書的・説明的な場面で。「두고(置いて・残して)」は動作のつながりを表すときに。「둬 / 두세요(命令・依頼)」は「〜しておいて」という頼み事に。「두면(〜しておけば)」は条件や提案を言いたいときに。

活用形によってニュアンスが変わる点を意識すると、会話の中で正確に使い分けられるようになります。

実践的な学習法

自分の日常生活を韓国語で実況中継する練習がとても効果的です。「財布をテーブルに置いた」「メモを残しておいた」「準備しておいた」など、日常動作をそのまま두다を使って表現してみる。これを続けると自然と体に染み込んでいきます。ぜひ試してみてください。

よく使う関連動詞・表現

두다の学習と合わせて覚えておくと便利な、関連する動詞・表現を紹介します。

韓国語: 놓다(ノタ) 日本語訳:置く・手放す 두다と最も近い動詞。物理的に置く動作で特に使われます。

韓国語: 남기다(ナムギダ) 日本語訳:残す・残しておく 두다の「残しておく」という意味合いに近い動詞です。

韓国語: 보관하다(ポグァナダ) 日本語訳:保管する 物を安全に保管するという文脈でよく登場します。

韓国語: 치우다(チウダ) 日本語訳:片付ける・どかす 置いた物を片付けるという、反対の動作として一緒に覚えると便利です。

韓国語: 맡기다(マッキダ) 日本語訳:預ける・任せる 物や仕事を誰かに「置いておく(委ねる)」イメージで関連します。

まとめ

두다は「置く」という基本の意味から、「〜しておく(補助動詞)」「状態を保つ」「距離を置く」まで、日常会話のあらゆる場面で登場する超重要動詞です。

特に「〜아/어 두다(〜しておく)」という補助動詞の用法は、覚えておくと表現の幅が格段に広がります。これひとつで「準備しておく」「調べておく」「保存しておく」など、無数のフレーズが作れるようになるので、最優先で身につけてほしい活用形のひとつです。

パンマル・ヘヨ体・ハムニダ体をセットで覚えることも大切です。友達との会話、旅行先での丁寧なやりとり、ビジネスシーンまで、場面ごとに自然な敬語レベルで話せるようになることが、韓国語上達の大きなポイントになります。

学習のコツとしては、基本活用形一覧表を手元に置いて、自分が使いそうな動作に두다を当てはめる練習を繰り返すのが効果的です。最初は「置く」だけ、慣れてきたら補助動詞用法、さらに慣用表現へと少しずつ広げていくとムリなく定着します。

두다は日常生活のいたるところに登場する動詞なので、一度使えるようになると会話の中でどんどん応用が効くようになります。今日から早速、使ってみてくださいね。

おすすめの記事